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【ご報告】日本学術会議新規会員の任命拒否に関する要望書を提出しました 2020年10月9日

一般社団法人 日本看護系大学協議会会員校
社員(=代表者)各位

「日本学術会議新規会員の任命拒否に関する要望書」について、ご協力を賜りありがとうございました。
13校から14件のご意見を頂きました。内容は賛成99件、反対45件でした。
先日お伝えしました通り、定款上はこのような要望書の提出は理事会決定でよいところですが、事態の重大性に鑑みご意見を伺いました。
反対が過半数を超えることはありませんでしたので、10月9日に要望書を発送いたしました。

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◆日本学術会議新規会員の任命拒否に関する要望書
https://www.janpu.or.jp/activities/view/
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少数のご意見も重視したく、また代表理事としての見解もご理解いただきたく、少しコメントいたします。
以下に、反対のご意見の内容ごとにまとめました。

1)任命拒否と学問の自由・自律的な発言は関係ない
 確かに、個別の会員候補は任命を拒否されても大学において研究活動を続けることは可能です。今回は日本学術会議の会員任命という組織としての活動に総理大臣が介入したという意味で、研究者集団の自律的な学術活動を阻害していることが問題ととらえています。

2) 日本学術会議会員の業務内容、推薦される手順、身分(公務員)、税金でまかなわれる報酬などの観点から、異論もかなり出ている
 学術会議の運営や会員推薦の手順等に関しては、確かに見直すべき部分もあるように思われます。しかし、今回の問題は総理大臣の任命拒否であり、このような学術会議の運営上の課題とは別問題と考えます。
 なお、各種の報道には事実と異なる内容も多く、日本学術会議について正しい認識を国民に持っていただく努力が、学術会議として必要と思われました。また、組織運営について検討課題もあるように思われます。これらは、看護系会員・連携会員を通じて、学術会議に対し要望していきたいと考えます。

3)日本学術会議とJANPUの関係性が不明であり、JANPUが擁護する理由がわからない
 日本学術会議は「わが国の科学者の内外に対する代表機関として、科学の向上発達を図り、行政、産業及び国民生活に科学を反映浸透させることを目的とする。(日本学術会議法 第2条)」とされております。JANPUは「看護学高等教育機関相互の連携と協力によって、看護学教育の充実・発展及び学術研究の水準の向上を図り、もって人々の健康と福祉へ貢献することを目的とする(定款第2条)」としています。以上より、日本学術会議はJANPU会員校とそこに属する科学者を代表する機関であり、JANPUの学術研究の水準の向上という目的からも、今回の事態に対して一定の発言の責任を持つと考えます。

以上で本件に関しましては、完了とさせていただきたく存じます。
皆様のご協力に、心より感謝申し上げます。
引き続きなにとぞよろしくお願い申し上げます。 

一般社団法人 日本看護系大学協議会 
代表理事 山本 則子

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