202603

鹿児島大学医学部保健学科看護学専攻 成育看護学講座
津留見 美里

鹿児島大学医学部保健学科看護学専攻を卒業後、同大学大学院保健学研究科博士前期課程助産学コース(現、助産学分野)を修了。鹿児島県内の離島の医療機関や三次医療機関で助産師として勤務し、2022年4月より現職。

つながりを大切に、ともに学ぶ

 私は大学院博士前期課程で助産師資格を取得し、県内の離島の医療機関や三次医療機関で助産師として勤務しました。現在、鹿児島大学医学部保健学科看護学専攻成育看護学講座に所属し、母性・小児看護学、助産学の教育・研究に携わっています。看護職を目指した時は、自分が教員として働くことを想像もしていませんでしたが、母校で教育・研究できることをとても嬉しく思います。
 看護学専攻に入学し、看護を学ぶ中で、母性看護学に興味を持ちました。母性看護学の講義や実習を通して、助産師になりたいと思い、大学院に進学しました。大学院では、講義や実習、研究活動で忙しい日々でしたが、助産の知識・技術をはじめ、助産師としての働き方や離島・海外での助産師活動など、視野を広げることができた2年間でした。その中で地域や多職種とつながりながら母子を支える助産師・医療職の姿を学び、離島で働くことを決め、離島の医療機関に就職しました。本学では学士課程・博士前期課程ともに離島をフィールドにした実習がありますが、離島での臨床経験を活かし、学生とともに対象の方や地域と関わりながら、さらに学びを深めています。
 これまで病院で働いているときも学生の実習指導に関わる機会はありましたが、教員という立場で関わると教育や学生の視点から見えてくるものがある気がしています。学生により近い立場で話をすると、学生のレディネスや学生が見ている臨床の世界が伺えます。私自身の学生時代や臨床での経験を活かし、学生個々に合った伝え方を考えながら、臨床と学生をつなぐきっかけとなり、学生の経験を共有し学びを深められるよう、日々の学生指導に携わっています。
 これまで、先生方や臨床の方々、妊産婦さんとそのご家族、学生、多くの方々と出会いました。鹿児島の離島でも「結い」を大切にする文化がありますが、今教員として「看護」や「助産」についてさらに学び、語ることができる環境に、改めて人とのつながりの大切さを感じています。学生、教員、臨床指導者の方々、人とのつながりを大切にしながら、これからも日々を積み重ねていきたいと思います。

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