DXTOOL

2024年3月19日
DXコンテンツ

「Eko Studio」webアプリを使用した精神看護学の事前、事後学習のためのコンテンツ

学習者が取り組みやすい精神看護学の事前・事後学習のためのコンテンツを作成しました。

これまでの事前学習、事後学習は教科書や講義資料の予習・復習、参考資料や動画の紹介をしてきましたが、もっと学生の事前学習、事後学習のモチベーションが上がる有意義なコンテンツとして、「Eko Studio」webアプリを活用しました。

本学では統合失調症患者のかかわり方を学ぶコンテンツにしました。このコンテンツの作成背景は、学生が不用意に患者に接近することが多い印象を受けたことでした。他の講義においてタッチングの効果等を学習しているからだとは思いますが、不用意に患者に近づこうとする学生が多く、パーソナルスペースを理解することも含めたコンテンツを作成したいと考えました。

コンテンツの内容は患者の部屋を検温のため訪室した際に、患者が椅子に座って目を開き明らかに起きている状態にもかかわらず、声をかけても返答がないという場面です。動画がとまり、「A1」「A2」どちらの対応をする?という2つの選択肢が画面に出てきます。間違った対応を選択すると、患者がかかわりを拒否し、そこで動画は終了します。最初からやり直しです。正解を選択すると、動画の続きがはじまります。1つのコンテンツに選択画面が4回出てきて、統合失調症患者のかかわり方を学べるコンテンツになっています

「Eko Studio」webアプリは以下のサイトからコンテンツを作成することができます。

https://eko.com/

写真1. 「Eko Studio」webアプリの画面

写真2のようにYoutubeを利用して作成することもできます。

写真2. Youtubeの画面

このコンテンツは動画を作成するという手間はありますが、選択肢を2つ以上設定が可能ですので、緊急時の多重課題を時間内に選択させるなど、実際の臨床で判断に迷う場面について状況に応じて適切な選択する練習にもなります。救急領域など汎用性が高いコンテンツであると考えています。

導入を検討するにあたり、ご不明な点等ありましたら、ご連絡をください。

関西医科大学 看護学部 精神看護学領域 

矢山壮

yayamas@hirakata.kmu.ac.jp

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