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【重要】平成27年度文部科学省委託事業調査協力のお願い(2月9日まで)

一般社団法人 日本看護系大学協議会 会員校
代表者(=社員) 各位

JANPUNo38

日頃からのご理解ご協力を感謝申し上げ、社員の皆様のご健勝、会員校のますますの発展をお祈りします。

1月18日(月)に配信メールとホームページ(第1報)で案内致しました「平成27年度文部科学省委託事業調査」 について、日本赤十字看護大学研究倫理審査委員会の承認(承認番号2015-109)が得られましたので、正式な調査協力のお願いならびに調査期間(開始と締切)のお知らせをいたします。

平成4年の「看護師等の人材確保の促進に関する法律」の施行等を契機として、看護系大学は急激な増加を示し、平成27年4月現在248課程を数えるなかで、看護教育の質保証に重大な関心が寄せられています。なかでも、看護学実習は臨床実践能力の育成を図る上で重要な位置を占めていますが、近年の少子高齢化や医療の高度化複雑化に対応する医療機関の機能分化等を含む再編も関連して、新設校に限らず実習施設の確保に困難を抱える大学も少なくありません。また、患者の権利への配慮や医療安全確保の対策が強化される中で、実習における身体侵襲性の高い看護技術を実施する機会が限られてきているなどの問題も指摘されています。さらに、医療提供体制の見直しが進み、病院完結型から地域在宅完結型へと仕組みが変わっていく中で、看護専門職に期待される臨床実践能力は看護過程を含む個別技術の提供から、チーム医療のなかで個々の患者利用者のQOLや生活の成り立ちに焦点をおく調整的機能へと重点が移ってきています。これらのことから看護学実習のあり方も見直しが迫られてきています。

このたび、本会では、文部科学省「平成27年度大学における医療人養成の在り方に関する調査研究」の委託事業を受け、看護系大学の教育の充実のために、「看護系大学学士課程の実習とその基準作成に関する調査研究」に取り組むこととなりました。本委託事業は3か年計画の調査研究を予定しており、初年目にあたる今年度は、「看護系大学学士課程における臨地実習の現状並びに課題に関する調査研究」を計画致しました。

本調査目的は、看護系大学における学士課程の臨地実習の現状並びに抱えている困難や課題を明らかにすることであり、本調査結果は、臨床実践能力の育成を図る上で重要な位置を占める看護学実習の基準作成の大切な基礎資料となるものです。

ご多忙中のところ大変恐縮ではございますが、研究の趣旨をご理解いただき、調査の実施にご協力くださいますようお願い申し上げます。

【依頼内容の概要】調査は2つございます。

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┃1┃質問紙調査 : Webページでご回答いただきます
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調査項目見本:(WORDとPDF、ご都合の良い方をご参照ください)
SurveyItem
1)看護学実習の指導体制
2)看護学実習内容および学生の実習への取り組み状況
3)実習施設との連携と確保
4)看護学実習における課題や問題
以上4つの問題の観点から質問項目が作成されています。

<調査方法>
上記調査は本会ホームページ上の専用Webページで記名によるご回答をお願いいたします。(※ IDとパスワードは電子名簿、実態調査と共通のものになります。管理者用、利用者用共にご利用可能です ※)
記名とする理由としては、文部科学省委託事業の目的である学士教育課程における看護学実習の基準作成の基礎資料となる重要な調査であり、2.シラバス調査との連結を可能にするため、および次年度以降に予定しているヒヤリングやフォーカスグループ等への調査協力意思の確認のためになります。

*本調査は大学学士課程における看護学、助産師、保健師に関わる実習全てを含み、実習の各領域ごとの資料や情報、データを収集して内容をとりまとめる作業には時間と労力を要します。WEBページに入力する前に、先述の『Web調査項目見本』を参考にして、領域ごとに事前に回答の準備をされてください。

■入力期間 : 平成28年1月26日(火)~2月9日(火)(約2週間)
⇒2月15日(月)24時まで期間延長します(2月6日付)
※入力期間はシステムメンテナンスの都合上、1-2日前後する可能性がございます。変更になる場合は必ず事前にお知らせいたします。1月18日(月)に第1報としてご案内を配信したメールには、「1月22日(金)開始予定」としましたが、26日(火)開始予定に変更いたします。

■起動方法:
本会のホームページ(https://www.janpu.or.jp/) 右バナーの一番上にある専用メニューをクリックして各会員校のIDとPWでログインしてから、本調査専用のWEBページでご回答ください。
起動方法についてはこちらのマニュアルをご参照ください。
Start

■WEBページの利用方法:
HowTo

┏━╋…───────────────────────────────────
┃2┃シラバス調査 : 下記3つの書類をご郵送いただく予定です
┗━╋…───────────────────────────────────
看護学実習の科目構成、実習目的・目標、単位数及び配当年度等を明らかにし、指定規則、コアとなる実践能力と大学卒業時到達目標との関連や各大学の独自性等の視点から分析をします(※これからお送りする予定の封筒に提出用にレターパックを同封いたします)
①全実習科目のシラバス(平成27年度版)
②教育課程表(授業科目一覧)(改訂中の場合は、新旧両方の教育課程表をお送りください)
③成人看護学系の実習要項(平成27年度版)
ただし、新設校におかれましては、現時点で提出可能な範囲でのご協力をお願いいたします。

■シラバス提出期限 :平成28年2月9日(火)までに
⇒2月29日(月)まで期間延長します(2月6日付)
本会よりお送りするレターパックをご利用の上。ご提出ください。

【重要:お願いしたいこと】
1)学長、学部長、学科長等の方は、本調査にご回答いただく方をご選出ください。回答者の選定は、貴大学にお任せいたします。

2) 選出いただいたご担当者に、本書ならびに1月22日(金)に配信しましたメールをご転送ください。

【重要:研究ご協力をいただくにあたりお約束すること】
①     本調査へのご回答は記名(大学名、ご所属名、ご担当者名)であることから、プライバシーの保護を厳重にすることをお約束します。Web調査の過程で、他者による侵入、閲覧等がおきないように、プロテクトします。ご回答内容は、研究メンバー、日本看護系大学協議会の特定の事務局職員のみが扱い分析をすることとし、連結可能匿名化処理をしたうえで集計します。結果は、集計処理をしたうえで公表し、自由回答の例示などをする場合にも特定化されることのないようにいたします。

②   本調査への協力、回答及び返信は貴施設の自由意思によるものであり、協力の有無により不利益を被ることはありません。また回答をもって同意が得られたものといたします。Web入力期間であれば、何度もアクセスをして入力した内容を修正したり、回答を撤回できます。また、事務局への申し出でも入力内容の修正や回答の撤回は可能です。ただし、集計後、データは連結不可能匿名化されるため、分析処理後は回答が撤回できないことをご了承ください。
(※1月22日(金)に郵送しました書類のこちらの②の内容を上記のように訂正いたしました。HP掲載ならびに配信メールの文書が正しい内容になります)

③     回答内容は、研究メンバーおよび日本看護系大学協議会の特定の事務局職員のみが扱うこととします。収集したデータおよび連結表は、研究期間中及び終了後において、日本看護系大学協議会事務局の鍵のかかる場所およびメディアにはパスワードによるロックをかけて保管します。

④     本研究で得られたデータは、研究目的以外で使用することはありません。質問紙およびデータは施錠可能な場所に厳重に保管し、研究者以外の者が持ち出せないよう厳重に管理します。また、本研究をまとめ終え、5年程度保管したのちにシュレッダーにかけて破棄します。電子データについてはパスワード設定をして5年程度保管し、破棄する場合には記憶媒体から完全に消去します。

⑤     質問紙調査のデータ入力作業は、プライバシーポリシーを明示している業者に入力を委託し、委託する業者に対して機密保護に関する協定書を提出してもらいます。シラバス調査の入力作業は、大学院生等のアルバイトに委託をします。シラバス内容については、HP等で公開されている内容であり、特に入力作業者との倫理的な事項に関する誓約書は結びません。

⑥     本調査結果は、文部科学省への報告書、日本看護系大学協議会の会員校への報告書等にて還元されます。本調査結果は、本研究プロジェクトの報告会(2016年3月27日(日)開催)で公開するとともに、報告書にまとめ、日本看護系大学協議会のホームページ上で公開する予定です。分析に時間がかかる場合は、次年度以降、まとまり次第公開します。

なお、本調査は日本赤十字看護大学研究倫理審査委員会の承認(承認番号2015-109)を受けて実施するものです。

【日本看護系大学協議会 文部科学省委託事業プロジェクト】
研究代表者:高田早苗(日本赤十字看護大学)
研究副代表者:上泉和子(青森県立保健大学)
共同研究者:
太田喜久子(慶応義塾大学)、工藤美子(兵庫県立大学)、坂下玲子(兵庫県立大学)、
鈴木久美(大阪医科大学)、村上明美(神奈川県立保健福祉大学)、
佐々木幾美(日本赤十字看護大学)、三浦英恵(東京医科歯科大学)、
井部俊子(聖路加国際大学)、岡谷恵子(東京医科大学)、片田範子(兵庫県立大学)、
正木治恵(千葉大学)、村嶋幸代(大分県立看護科学大学)、尾崎章子(東北大学)、
岸恵美子(東邦大学)、祖父江育子(広島大学)、宮本千津子(東京医療保健大学)、
吉田澄恵(東京女子医科大学)、和住淑子(千葉大学)、赤星琴美(大分県立看護科学大学)

【本委託事業の報告会のご案内】
1.日時:平成28年3月27日(日)午前中開催
2.場所:日本赤十字看護大学 広尾ホール

※時間、プラグラムなど詳細につきましては1月末までに別途会員校様にはご案内さしあげます。※同日の午後、同場所で平成28年度高度実践看護師教育課程申請に向けた説明会を開催いたします。

一般社団法人日本看護系大学協議会
代表理事 高田 早苗
文部科学省委託事業プロジェクト委員長 上泉  和子

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