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【ご提案】2021年度新人看護師受け入れに当たっての配慮を医療機関等へ依頼することについて

公文書第53号:https://www.janpu.or.jp/wp/wp-content/uploads/2020/11/2020JANPU-Suggestion.pdf


一般社団法人日本看護系大学協議会 会員校
社員(=代表者)の皆様

平素より本会の活動にご理解・ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
ご多用中、8月には「2020年度看護系大学4年生の臨地実習科目(必修)の実施状況調査」にご協力いただき、ありがとうございました。既に調査結果は、本協議会のホームページに掲載しています。
調査結果:https://www.janpu.or.jp/wp/wp-content/uploads/2020/09/202009koutoukyouiku-houkokusyo.pdf
本調査結果に基づき厚生労働省へ要望書を提出し、また調査結果は文部科学省、日本看護協会にも報告し、複数の報道機関からの取材も受けております。この調査により、4年生つまり2021度の新人看護職について、臨地実習ができなかった実情と、教員から見た懸念を集約することができました。そこで、会員校の皆さまへ、新人を受け入れるに当たっての配慮に関し、医療機関等へ依頼することを提案いたします。
もちろん、各会員校あるいは地域においてご検討されていることと存じますが、高等教育行政対策委員会では本件について、1113日の本会理事会で承認を得たところです。
受け入れ側である医療機関等には、臨地実習が十分にできなかったことは知られていますが、具体的に配慮して欲しいことを示すことは意義があると思います。卒業生がスムーズに看護職としての一歩を踏み出せることを第一に考え、皆さまに提案する次第です。既に依頼を発出した会員校(県内大学の連名で、病院協会・看護協会等の団体宛に発送)からの情報提供も受け、以下のような内容を提案いたします。各会員校におかれましては、それぞれの地域性等もご検討の上、活用いただければ幸いです。

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【就職先へ伝えること】
・国家試験受験資格に関わる学習はしていること。
4年生が看護職として末永く成長、活躍して欲しいと願っていること。
・協力して卒業生を育てたいと思っていること。必要があれば、協力すること。
JANPU2020年度看護系大学4年生の臨地実習科目(必修)の実施状況調査結果報告書」を添付して、
 実態を見ていただきたいこと。

【依頼内容(例)】
1.実習ができなかったのは不可抗力ですが、これを不安に思う、あるいは引け目に感じている学生がいます。
  その思いを払拭して、最初で躓かないようにご配慮をお願いします。
2.臨地実習でしか経験できない、対患者、対看護師・保健師・助産師・医療者とのコミュニケーションを
  取るのが1年ぶりとなり、対人関係を築くのに多少時間を要するかもしれません。その点、多少ゆっくり
  見守っていただきたく、お願いします。
3.臨地実習でしか得られない、その場の状況に応じた判断や、とるべき行動を選ぶのに、例年より時間を
  要するかもしれません。その点もご配慮をお願いします。
4.実際の患者に、看護技術・医療技術を実施する機会が4年次で得られていませんので、例年に増したご指導
  をお願いします。
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一般社団法人日本看護系大学協議会 
代表理事 山本則子
高等教育行政対策委員会委員長 菱沼典子

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