TOPへ戻る

看護系大学Q&A看護系大学Q&A

ここでご紹介している内容は一般的なものであり、詳細は各大学によって異なる場合があります。より詳しく知りたい方は各大学へお問い合わせください。

ここでご紹介している内容は一般的なものであり、詳細は各大学によって異なる場合があります。より詳しく知りたい方は各大学へお問い合わせください。

  • Q1看護学を学ぶにあたり、大学を選択することのメリットは何ですか?

    A1
    看護師の国家資格は看護系大学、短大、看護専門学校で取ることができます。大学で看護を学ぶメリットには、次の8つがあげられます。
    1.学歴が大学卒となる。「学士(看護学)」の称号が与えられる。
    2.国家試験合格率が短大、専門学校に比べて高い(合格率はこちら(旺文社 教育情報センター)でご確認ください)。
    3.保健師や助産師、養護教諭一種の資格が同時に取得できる大学もある(大学一覧をご確認ください)。
    4.看護系の知識以外に、一般教養科目など、自分の関心のある科目を選んで受講することができるから、より広い視野で社会を考えることができる。
    5.交流協定のある海外の大学で、留学や研修を経験することができる。
    6.多様な専門分野を深めている教員から教わることができる。
    7.授業や実習で使用する設備が充実している。
    8.大学卒業後、希望すれば大学院(修士・博士課程)に進学し、より高度な知識や技術を身に付けることができる。その際、学士(看護学)があることで、学士がない場合と比べて大学院の出願資格が得られやすくなる。
  • Q2自分にピッタリの看護系大学を見つけたいのですが、
    大学のホームページではどのような情報を調べたらよいですか?

    A2
    一言で看護系大学と言ってもその特徴はさまざまです。特に以下の4つに着目すると、自分に合った大学が見つけやすいかもしれませんね。

    1.入試に関する情報

    ・入試制度の種類、時期、内容
    ・入試実施結果(志願者数、受験者数、合格者数、倍率等)

    2.教育に関する情報

    ・授業料、奨学金制度
    ・取得できる資格
    ・教育の方針(入学者受入れ方針、理念等)
    ・教育内容(講義・演習・実習内容等)
    ・附属病院や実習施設
    ・留学情報(海外留学、海外研修、提携校)

    3.進路に関する情報

    ・卒業後の進路、進路・就職データ、在校生・卒業生の声等

    4.学生生活に関する情報

    ・他学部・他学科の学生との交流
    ・部活動、クラブ活動、サークル活動
    ・学生食堂、生協(売店)、コンビニ
    ・交通アクセス、キャンパスマップ
    ・学生寮
    ・大学フォトギャラリー

    各大学の詳しい情報を調べる際は、こちらのリストもご活用ください。大学名をクリックすると、各大学のホームページに移動します。また、このサイト内の「ザ・データベース・オブJANPU」では各大学の実習ユニフォームなどを写真で見ることができます。ぜひ参考にしてくださいね。
  • Q3看護系大学に進学すると、授業や実習が大変だと聞きました。
    サークルやアルバイトとの両立はできるのでしょうか。

    A3
    看護系大学のカリキュラムには、国家試験を受けるための教育内容が多く含まれているので、他学部より忙しく感じることがあるかもしれません。ですが大学卒業後、命に関わる専門職として働くことを考えると、学生時代にしっかりと力をつける必要があります。そうはいっても、学生時代にしかできない経験も大切ですよね。看護系学部の先輩たちの中にも時間を上手にやりくりして、サークルやアルバイトに取り組んでいる人はたくさんいます。オープンキャンパスなどでぜひ話を聞いてみてください。
  • Q4看護師になるためには、大学でどのような授業を受けるのでしょうか。

    A4
    看護師になるための授業は主に講義・演習・実習から構成されています。演習とは主に大学内の実習室でモデル人形を使用し、注射や血圧測定、胸の音を聞くなどの練習を行うことです。実習とは病院で実際の患者様を受け持ち、先輩看護師や教員の指導の下でケアを提供することです。入学後、看護については全く知らないことを前提の上で、少しずつ順を追って勉強していきますので心配は要りません。看護師になりたい、という強い気持ちをぜひ大切にして、看護系大学を目指してください!(こちらのページもぜひご覧ください)
  • Q5大学で看護を学んだ学生が、看護師等の国家試験受験や就職などで優遇を受けることはあるのでしょうか。

    A5
    看護系大学を卒業して得られるのは、看護師等の国家試験受験資格です。国家試験は、卒業した学校の種類によって異なる扱いはなく、みな同じ試験を受験することになります。大学卒業後の進路は、病院や地方自治体、省庁、企業、国内外の大学院への進学、起業など多岐にわたります。大学で学んだ学生が就職などで優遇を受けるかどうかについては、就職希望先がどのような人材を求めているかによります。希望する就職先が求める人材像について早期に確認し、求められる能力を大学在籍中に身につけていくように努力しましょう。
  • Q6看護系大学に進学すると、看護師以外にはどのような資格(免許)が取れますか。

    A6
    看護系大学では、看護師以外に保健師や助産師、養護教諭一種免許を取得するための課程を設置し、卒業時にそれらの国家試験受験資格も得られる大学があります。また、それらの資格取得や専門看護師などの高度実践看護師になるための教育を大学院修士課程で受けることもできます。大学院で学ぶメリットについては、Q10をご覧ください。教育課程の設置状況については、大学一覧大学院一覧または各大学、大学院のホームページをご覧下さい。
  • Q7看護系大学の学費が気になります。

    A7
    看護系大学にも国立、公立、私立があり、授業料はそれぞれ異なります。国公立大学の学費は他学部と同様、初年度は約80万円(入学金+授業料1年分)を納めることになります。私立大学は115万~248万円(※看護大学・専門学校受験ナビ)となっています。奨学金制度が充実している大学も多いので、ホームページやオープンキャンパス、キャンパスガイド、個別相談会等を通じてぜひ問い合わせてみてください。※学費は改定されることがあります。必ず最新の情報を見てご確認ください。
  • Q8留学や海外研修などを体験することはできますか。

    A8
    多くの看護系大学が海外に提携校を持ち、長期・短期の留学や海外研修などを実施しています。海外留学後、看護師としての能力と語学力を活かし、先進国や発展途上国で働くなど国際貢献に取り組む看護師の方もたくさんいます。
  • Q9既に大卒で学士を取得しています。これから看護系大学に社会人として編入したいと考えていますが、これまでに取得した単位は認められますか。

    A9
    近年の社会の動きから、看護系大学への編入希望者は増えています。看護系大学の編入学制度には、看護系の短期大学や専修学校専門課程(専門学校)を卒業した方を対象とする編入学(2年次または3年次に編入する)と看護学以外の専攻で大学を卒業した人を対象とする学士編入学があります。多くの大学では、既に卒業した大学で取得した単位の一部あるいは全てを認めているようですが、編入学制度がある看護系大学を大学一覧でご確認いただき、詳しい情報は個々の大学へお尋ねください。
  • Q10看護系大学院ではどのようなことを学べ、どのようなメリットがありますか?また、どのようなタイミングで進学すればよいですか?

    A10
    看護系大学院では、看護師・保健師・助産師として働くなかで感じた疑問や課題を解決するために、必要な研究・実践・教育・管理能力を習得するためのプログラムが多数用意されています(講義、グループワーク、実習、各研究室で行うゼミ、論文作成など、形式は様々です)。修業年限は修士課程(博士前期課程)が2年以上、博士課程(博士後期課程)が3年以上となっており、必要な要件を満たすことで修士や博士の学位が得られます。また、保健師・助産師・養護教諭一種免許の受験資格や専門看護師になるための教育を修士課程で受けることができる大学院もあります。

    大学院で学ぶメリットとしては、次のようなことが挙げられます。
    ・自立した研究遂行能力、教育者や管理者、実践者として必要なより専門性の高い知識や技術、能力などを学び、その後の実践に活かすことができる。
    ・修士や博士の学位を得ることで、大学や研究機関での教育・研究職へ応募することができる(学位以外にも、臨床・教育経験や研究業績などの条件を満たす必要があります)。
    ・修士や博士の学位を得ることで、医療機関内の管理職に就く可能性が高まる(学位以外にも、臨床実践能力や管理能力など、所属する組織が求める能力を有する必要があります)。
    ・修士や博士の学位を得ることで、国連や厚生労働省などの専門職へ応募することができる(学位以外にも、実務経験や語学能力などの条件を満たす必要があります)。
    ・大学院の授業や研究活動、学会参加などを通じて、幅広い人脈を得る機会が増える。
    ・専門看護師など高度実践看護師の教育課程がある場合は、認定審査に必要な教育要件を満たすことができる。
    ・保健師や助産師の教育課程がある場合は、過密なカリキュラムとなる学部で保健師や助産師の受験資格を取得する場合と比較して、じっくり学ぶ時間が得られる。

    大学院へ進学するタイミングについては、基本的に大学卒業後いつでも可能です。ただし、多くの大学院では、受験時に看護師・保健師・助産師として働いた経験が求められる場合もあります。詳しくは、大学院一覧および各大学院のホームページをご覧ください。(こちらのリストもご活用ください。大学名をクリックすると、各大学のホームページに移動します)