■ 高度実践看護師とは?
高度実践看護師は、高い専門性と優れた看護実践能力をもつ看護職者のことです。高度実践看護師には、専門看護師(CNS:Certified Nurse Specialist)とナースプラクティショナー(NP: Nurse Practitioner)の2種類があります。
高度実践看護師になるためには
高度実践看護師になるためには
以下の3つを全て満たしている必要があります。
-
- ■ 高度実践看護師教育課程をもつ大学院修士課程で、必要な単位を習得して修了していること。
- * 専門看護師には、現在、「がん看護」「精神看護」「地域看護」「老年看護」「小児看護」「母性看護」「慢性看護」「クリティカルケア看護」「家族看護」「感染看護」「在宅看護」「遺伝看護」「災害看護」「放射線看護」の14分野の教育課程があります。
* ナースプラクティショナーには、現在、「プライマリケア看護」の教育課程があります。
-
- ■ 看護実務経験が5年以上あり、そのうちの3年以上は専門とする特定分野の経験であること。
-
- ■ 認定試験に合格すること。
- (1)専門看護師は、日本看護協会で行う認定試験に合格すること。
(2)ナースプラクティショナーは、本協議会のJANPUナースプラクティショナー(JANPU-NP)資格認定委員会が行う認定試験に合格すること。
* 専門看護師もナースプラクティショナーも、認定後も5年ごとに更新審査を受ける必要があります。
■ 高度実践看護師の仕事は
高度実践看護師は、質の高い看護ケアを提供するために次のような活動しています。
-
- 実践
- 健康問題を持つ方やご家族などに、直接、専門的で質の高い看護ケアを提供すること
-
- 教育
- 看護スタッフや他の医療職者など、ケアに関わる人への教育的な役割を果たすこと
-
- 相談
- ご家族や看護スタッフなど、ケアに関わる人の相談にのること
-
- 調整
- 必要なケアがスムーズに提供されるように、ケアにかかわる人々の間の調整を図ること
-
- 研究
- 専門知識・技術の向上や開発のために研究活動を行うこと
-
- 倫理調整
- ケアにかかわる倫理的な問題について、関係者間での話し合いが持てるように調整すること
詳細についてはこちらをご覧ください